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お祖父ちゃんの入院 [記事]

夏休み前、お祖父ちゃんが転んで尾てい骨を骨折し、入院となってしまい
ました。
他の患者さんのこともあり、こうきを連れて病院にお見舞いに行くのは
躊躇していたのですが、土日の見舞いには家に置いていくわけにもいかず、
一緒に連れていくことにしました。
四人部屋の他の患者さんはみな、お祖父ちゃんと同じような高齢の方々。
あまりうるさくしては、と心配してはいたのですが、案の定、病室に入って、
テレビが設置されているのを見るなり、
 「テレビはみれますか、」
 「BSはうつりますか」、(目下の関心事です)
よーく響き渡る声で連呼します。
やがて隣のベッドの方にも同じ事を尋ね始めるので、強制的に外の談話室
行きに・・・
トイレや他の病室も見たい気持ちがあるようですが、それもアウト!なので、
約束事が増えていきます。
そのうちに、売店でジュースやおやつを買ってもらい、談話室で食べるのが
楽しみのひとつになったようで、
 「びょういん、いきたい」
と、まるでお出かけ気分で病院通いを心待ちにしていました。
 「じいちゃん、うごけますか」
 「じいちゃん、いつ、おうちかえりますか」
何度も聞いてくるのは、お祖父ちゃんに早く帰ってきて欲しいというよりは、
もう少し病院のお見舞いに行きたい(自分のお楽しみを含めて)、という
気持ちがあるからなのでした。

ある時、食事のあと、お祖父ちゃんがおぼつかない手で歯磨きをして
いたところ、突然こうきがその歯ブラシを取って、磨いてあげるということ
がありました。お祖父ちゃんは、素直に口をあけたまま、まんざらでも
なさそうな顔。
 「こうきに、みがいてもらった」
と、嬉しそうでした。
また、歩けないお祖父ちゃんの車椅子姿を見ていたからでしょうか、放課
後デイで、友達の車椅子を押してあげたり、手助けをすることがあったそ
うです。
病院で見聞きしたことは、こうきの糧にもなったのかな。
 
お祖父ちゃんの退院が決まり、二ヶ月近く通った病院に行くのも最後の日。
 「じゃあ、さようなら」
 「病院くるの、これで最後、じゃあー、お世話になりました~」
自分がまるで入院していたかのように、よく通る声で看護師さんや患者さん
たちに手を振ってあいさつしていた、こうきでした。




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