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寄宿舎に入りました [記事]

 小学部から、年に二回ほど、寄宿舎での宿泊体験を重ねてきました。
 その頃は、寄宿のお泊まりが嬉しくて仕方がなかったのに、中学部の終わりに
なって、いよいよ寄宿舎に入るという話が出てくると、あまり気乗りしない様子に・・・。
 「きしゅく、やだ。はいりません、」
そんな言葉も飛び出すから、思案してしまいました。
 こうき本人は、先の予定がわからないということが我慢ならないので、いろんな不安も
あったのでしょう。入舎決定が出るのが今年二月半ばだったのですが、年明けから
もう寄宿のことで頭がいっぱい。質問攻めの毎日が続いていました。
 「こうきくん、きしゅく、はいりますか。」
 「なんにち、はいりますか。」
しつこいほどに、何度も同じ質問が繰り返されます。
 寄宿舎に入ったなら、何曜日に泊まって、いつ家に帰るのか。放課後のデイサービス
には行けるのか。行けたとしたら、お母さんはデイまでお迎えに来てくれるのか。等々、
気になることはたくさんです。それはこうきでなくても、知りたいと思うのは当然です。
 そう思って、なんとかだましだまし答えを先延ばしにして、ようやく入舎が決まったところ
で、本人に話をすることにしました。
 高等部入学と寄宿舎入舎という、同時に二つの新しい環境に飛び込むことは、こうきに
とってかなりの負担ではないか。新しいことへの不安を抱きやすいこうきのことを考えて、
担任の先生とは、一週間のうち何日かだけの利用から始めた方がよいだろうという話に
なっていました。
 月・火・水曜と、三日泊まり、あとの二日は家に帰ってきて、そのまま週末まで過ごす、
という案と、月・火曜で泊まって水曜日家で一泊、また木曜に泊まって金曜に帰宅する、
という二つの案を説明したところ、こうきはすかさず、最初の案を選択。
 どうやら、木曜日の放課後デイサービスが、ダンスやカラオケの日となっていて、それに
参加したいという気持ちがあったようなのでした。(こういう時、自分の意思を示せるのは、
こうきのよい面でもあります。)
 私としても、最初の案の方が、すっきりしてわかりやすい。そして動きやすくもありました。
とはいえ、三晩もこうきが家から離れるということは、今までなかったことなので、
(修学旅行でも最長二泊三日でしたから)本当に大丈夫なのか・・・
こうきより私の方が不安になっていました。

 入舎のための、山のような荷物を運び込んだ翌日から、こうきの寄宿生活がスタートしま
した。
 寄宿初日の夕方、仕事から家に帰って来ると、ふと、ぼんやりしてしまいました。
 今日は、こうきを迎えに行かなくていいんだ。
夕飯の世話をしたり、お風呂の手助けをしたり、学校の準備を手伝わなくてもいいことに気
づきました。
 いつもにぎやかについているテレビの音も、パソコンの動画サイトで流れる、アニメや子ど
も番組の音も、そして何より、大声で繰り返されるこうきの質問の声もしない。
静かな夜の時間がありました。
 なんだか、力が抜けたような、肩の荷がふっと下りたような感覚を味わったのです。

 こうきはといえば、心配をよそに、すんなり寄宿生活になじみました。
夜はよく眠れるようですし、同室の友達とも仲良くやっているようです。洗濯や、掃除や入浴
などの身の回りのことも、頑張ってやっているという話で、寄宿の先生からは、困ったことは
何もない、と言っていただきました。
 
 そして、私のほうは、初めに味わった夜の静けさはだんだんに薄れ、こうきのいない夜に、
もう慣れつつあります。
 人間の慣れっておそろしく早いものですね・・・。
 

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