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眠りにつくまでの作法 [記事]

小さい頃からずっと添い寝をしなければ寝られませんでした。
夜、布団に入ってから1時間以上も、モゾモゾ身体を動かしたり、
ひたすら声が出てしまったり、なかなか寝付けないのです。
夜中や朝方に目覚めてしまうこともしばしばでした。
そんな時、こちらの手を取って顔にスリスリしたり、手枕をして眠ると
いうのが安心の習慣で、それがずっと続いていました。

中学生になり、さすがにこのままでいいのか心配になって、寄宿舎の
先生に相談してみました。
先生は、健常のお子さんでも中1や中2ぐらいまではお母さんと一緒
に寝たがることはあるので、それより1年ぐらい先までは許容しても
いいのでは、というお話でした。
むしろ、こうきのような、感覚的な過敏さを持つ子は、昼間いろんなとこ
ろで神経を使って緊張しているので、夜はリラックスすることが必要。
手をつなぐのが好きなら、手のひらをよくもみほぐしてあげるのもいい
ですよ、と言っていただき、今のままでいいんだと、どこか安心もした
のでした。

それがいつからか、添い寝をしなくても一人で布団に入り、眠ることが
できるようになってきました。
気持ちを落ち着かせる薬を飲んでいることもあるかもしれませんが、
年齢的にも自然ななりゆきなのかもしれません。
それでも、時々朝方起きてしまった時には、何かさみしい感じがある
のでしょうか、人の手が欲しくてこちらを探ってきたりもします。
完全にそれが無くなるのは、まだ少し先なのかなと思います。

先日の修学旅行。2泊で東京に行ったのですが、ディズニーランド近くの
ホテルでの宿泊、若い男の先生と友達との三人部屋で泊まることになっ
ていました。
帰ってきてからの、先生のお話。
こうきさん、寝る時になって、電気を点けたまま寝ようとしていたので、
「電気を消して寝るよね。」と言ったら、なんだかソワソワ。
そして言ったのが、
「せんせい、手ぇかしてくれますか。」
まさか男の先生にそれを言うとは・・・
笑えました。
先生も、さすがに手は、と思い、
「もう中学生だからね、ひとりで寝ましょう。」
と言ったそうです。
そんな話のあと、帰り際、先生はこうきに手を差し伸べ、握手をしてくれま
した。
男同士の握手は、とてもいいものでした。

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